今はなくなっていますが...。
黒崎を代表する，あるいは北九州を代表するラーメン屋さんであった唐そばが黒崎から姿を消してからもう5年を超えてしまいました。唐そばの店舗はしかし当時のまま残されています。
小さい頃とんこつラーメンを食べると気分が悪くなっていた僕でしたが，唐そばを食べてとんこつに対するイメージが変わりました。唐そばの特色の一つは，とんこつなのにさらりとしたスープにありました。とんこつ＝こってりの先入観に苛まれていた僕にとっては唐そばは救世主のようなものでした。唐そばのもう一つの特色は，太めの麺です。個人的には細い方が好きなのですが，このやや太めの麺のファンも多かったです。たしか，1杯390円，チャーシュー・大盛としても600円台でおさまっていたと思います。チャーシューにするとチャーシューで埋め尽くされてしまうほどいっぱいトッピングされていました。
地元で絶大な人気を誇っていた唐そばが東京渋谷に進出すると同時に，地元店舗は閉店。一度，進出当初の唐そばに食べに行ったことがありましたが，その段階で味はもうあの頃のものではありませんでした。値段も一気に跳ね上がっていました。某筋からの情報によれば，現在は2店舗あるそうですが，以前行ったときは東京在住の友人と一緒だったため，一人では行くことができません。今はどんな味になっているのか，機会があれば確かめてみたいところです。
