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Konstanz als Heimatstadt

中津城の行方

お城売ります―。大分県中津市の観光名所で「日本三大水城」とも称される中津城を,所有する旧藩主・奥平家の関連会社「中津勧業」(中津市)が,収益悪化を理由に売却を計画,対応策を巡り,市民の間で議論がわき起こっている。
同社が手放すと,城がレジャー施設などになる恐れがあるため,地元の文化団体は市に買収を要求。一方,「財政難なのに買収するべきではない」との批判も多い。打開策を見つけようと,市はホームページ(HP)や市報で市民の意見を募る考えだが,「賛否二分の現状では集約できないのでは」と募集できないでいる。
中津勧業は奥平家19代当主の奥平政幸さん(50)が社長を務める。中津城と土地の売却話が表面化したのは7月末。福岡市の不動産会社のHPに「3億2000万円」で売却する旨の広告が出た。市が問い合わせたところ,中津勧業側は「維持費が入場料などの収入を上回っている。最低でも3億円で売りたい」と返答したという。

中津城(読売新聞のサイトより)
読売新聞の昨日付記事からです。中津城には一度だけ行ったことがあります。目の前に海が広がるとてもながめのよい城であり,内部は歴史資料館のようになっていたと思います。ただ,市街地からは若干離れていてアクセスの便が悪く,また周りの道路も狭くて,よほど中津城に行きたいと思わない限り,観光目的で訪れる人がいないのではないかと思います。不動産の使い方を拘束して売却するコベナントのようなしくみがあれば解決できるケースなのかもしれません。