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Konstanz als Heimatstadt

カンパスシールの成功

北九州市は11日,レジ袋削減を目的にした「全市共通ノーレジ袋ポイント事業(カンパスシール事業)」の1周年記念キャンペーンを始める。同事業はバッグを持参してレジ袋を受け取らない客に,店が割引券として使えるポイントシールを発行する取り組み。レジ袋辞退率は,事業が始まった2006年12月の9・5%から,昨年11月には19・3%に上がり,参加店舗数も当初より倍増。市の担当者は「驚異的な伸び」と手応えをつかんでいる。
レジ袋削減事業は,市の呼びかけで,ごみ減量化対策の一つとして始まった。政令市では名古屋市に次ぐ導入。200円以上の買い物でレジ袋を断った客に対し,袋の大きさに応じて1ポイント(2・5円),0・5ポイント(1・25円)のカンパスシールを発行。20ポイント分を集めれば,参加店で50円の割引を受けられる。
市は09年3月までにレジ袋辞退率を事業を始める前の5%前後から,20%に引き上げる目標を立てている。参加店舗数は当初の131店から276店(今月7日現在)に倍増。このうち,スーパーマーケットは114店で,市内のスーパーマーケットの約8割を占めている。
環境政策部計画課の小南純一郎課長は「レジ袋辞退率はほぼ目標を達成している。ごみ減量化に対する市民の意識が高まっているのだと思う。さらに輪を広げていきたい」と意気込みをみせる。
昨年10月にオープンした小倉北区大手町の「スピナマート大手町店」の岩野修店長は「原油高の影響でレジ袋の経費がかさんでいる。この取り組みは客にも店にもメリットがあるので,もっとPRしていきたい」と話している。
記念キャンペーンは,カンパスシールを10ポイント集めた応募者の中から,ペットボトルを再生したスヌーピーエコバッグを1000人にプレゼントする。応募期間は2月29日(当日消印有効)まで。参加店に置いてある応募用紙にシールをはって郵送する。問い合わせは北九州市民環境パスポートセンター(093・663・7400)へ。

読売新聞の11日付記事からです。レジ袋を減らす方法としていろいろなものが考えられますが,北九州市のシールのしくみはそれなりに機能しているようです。ポイント制としてみた還元率は必ずしも高くないのですが,にもかかわらず成功している要因として考えられるのは,各店共通にしていること,購入金額によらないことなのではないかと思います。